2021年、東京芸術劇場で世界的オーケストラ「バッハ・コレギウム・ジャパン」との共演を成功させたホワイトハンドコーラスNIPPONのメンバーたち。そのときから、胸にひとつの夢を抱えてきました。「いつか、ベートーヴェンが『第九』を生んだ地・ウィーンで歌いたい」。
そして2024年、ついにその夢は、オーストリア国会議事堂とウィーン国連事務局での演奏という形で実現します。さらに、世界のバリアフリー活動が集う「ゼロ・プロジェクトアワード」国際賞を受賞。ドイツ語の歌詞を手歌(しゅか)で奏で、新たな「第九」の表現を切り拓きました。
同時に、写真家・田頭真理子による挑戦。子どもたちの指先に光を灯し、「目で見る第九」を写真として記録。その作品はウィーンで写真展として発表され、音楽の可能性を視覚にまで広げました。
声で奏で、手話で歌い、音楽で偏見と闘う。その軌跡を、さわかみ財団は4年間追いかけ、映像として記録しました。ホワイトハンドコーラスNIPPONの「ウィーンへの挑戦」。そのすべてが、この作品に込められています。





