台湾の山奥に眠る、日本人技術者の夢と、先住民族パイワン族の力が生み出した奇跡の水利施設、2つの地下ダム。 これらのダムを設計し灌漑計画を実現に導いたのは、日本人技術者・鳥居信平(とりい のぶへい)。鳥居は険しい山奥に分け入り、 水の在り処を探し続けました。そこは、一般人の立ち入りが禁じられ、当時”危険”とされたパイワン族の生活圏。 しかし、鳥居は彼らとの対話を重ね、信頼を築き、ついには地下ダムの建設に協力を得ることに成功します。
電力を使わず、自然環境を壊さず、地下に眠る伏流水を農地に送り続けるこの画期的なシステムは、今なお南台湾の人々の生活を支えています。 そして、世界的に水不足が深刻化する現代において、この持続可能な水利施設が研究者たちに注目されています。 鳥居信平の技術者魂と、パイワン族の力によって築かれた、2つの地下ダム誕生の物語です。





